団地のあたらしい住まいかたを創造する「だんちぐみ」による、新作デザイナーズリノベーション『DANCHI SUITE (ダンチスイート)』を見学してきました。※現在は販売終了※
ホッとする空気感が大きな魅力の団地ライフに、高級ホテルのコンセプトってミスマッチなのでは、、!?と一抹の不安を抱きつつ、このプロジェクトの舞台である竹山団地(16-2ブロック)へ向かいました。
積極的な再生まちづくりが結実しているこの団地の、花と緑が美しい共用エリア。
散策を楽しみつつ、目当ての物件に到着。扉を開けると、さっそく驚きの空間が広がっていました。
玄関にはセンサーが取り付けられており、足元をそっと照らしだします。
ダイニングバーの窓からは見事な春の景色が広がっていました。
経年変化が生み出す団地ならではの味わいのある景色と、居心地の良いラグジュアリーなお部屋のマリアージュがとても素敵なお部屋でした。
こちらのお部屋には、この景色を見ながら在宅でお仕事される素敵な方がお住まいになられ、団地のイベントにも楽しく参加されているようです。
団地リノベの視点
間取りに注目です。通常LDKとして使用する場所に大胆にDINING BARを設置し、透過性のある引き戸で北側の部屋とゆるく仕切りました。北側の部屋はLIVING BED ROOMとし、住まい手によってリビングとしてもベッドルームとしても使えます。
また、南側の居室にはランドリースペースを設けてDRESSING ROOMとし、プライベートとパブリックを切り替えられるようにしました。こちらも家族構成の変化によって、居室にも使用できる可変性のある間取りです。
大胆に設置されたダイニングのカウンターバーからは、団地ならではの豊かな緑と広々とした空間が広がります。まさに、団地好きが集まった「だんちぐみ」ならではのリノベーションですね。
【Information】
だんちぐみby団地再生事業協同組合とは
「団地が好き」という想いを起点にプロフェッショナルが集うだんちぐみプロジェクト。
団地固有の間取りを活かすため、ゼロから造り上げるオリジナルの建具やファニチャー。デザインテーマに沿って職人が手作業で仕上げる装飾ガラスやモザイクタイルなどのディテール。住まい手それぞれの特別なストーリーに長く寄り添えるよう、プロジェクトごとに手間隙をかけて完成させる、一点もののデザイナーズルームです。
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